ハイエナの1日 その1



2002年3月31日、セラがハイエナされました。
すこしでも使える部品を他のセラへ。希少車なら当然の決断でした。
勿論断腸の思いです。でもしょうがないよね。

最後の夜のセラです。このために一人のセラオーナーが駆けつけてくれました。
セラの最後の状態を移した写真です。本当にありがとう・・・。

そして廃車当日。
私は前日から寝ることができず、そのまま朝5時に廃車置場へと向かいました。
眠れませんよ。これは。なんでしょう。喜怒哀楽のどれでもない感情です。
強いて言えば哀に近いけど、よくわからない。
廃車置場にたたずむセラを見て「今日が最後」。
一度エンジンを始動し、軽くクラッチを当てる。
エンジンを切る。本当にこれが最後。まずは一人ぼっちの解体が始まる。


まずはリアテールユニットから外しました。後々を考えて内装はもう外しちゃってます。
ナンバーがありません。すでに抹消されているからです。
センターコンソールをバラしたり、インパネを外したり。
シートも純正に戻してあります。最後に乗ったけど、乗りにくかった(泣笑


ステアリングやシフトノブもはずれました。ドア内のロックモーターも。
次いでバンパーやヘッドライト、ICのパイピングなども外してました。
この時点で室内の電装品はすべて取り外されています。
メーターの配線も、ブーストコントローラーも・・・・。
自分で通したバルクヘッドの穴から、もう一度抜いたわけです。
思い出すたびにこみ上げるものがあります。
ここまでで支援部隊が到着。セラ5台の部隊にはディーラーマン2人に
リフト整備士1人と助手、電機関係者1人、そして地元のセラ乗りの方でした。
これだけ集まれば百人力、E/g関係や足回り関係へと移行しつつ、後編で。